そういう風な精神的な部分も相当大きいと思われます。アンケートを拝見してもそう思われます。ただしまだ手をかけていない方もある一方、3年間実験を続けてきたという方々で、大分、温度差はあると思いますが、その中で、今のおもしろい事例発表ということでおわかりのように、視点とか、考え方とか、発想とか、ほとんどソフトの面で、大きく興味を沸かせるロコモーション(機関車)のロコモーティブになっているということを認識していただける。わざわざ私が申し上げなくてもそうかと思いますけれども、それは一つあります。
それからもう一つは、やっぱり水惑星というものが言葉ではよく語られていて、大変失礼な言い方になりますが、ある学校の先生が、地球は水惑星であると子供に話しているのを聞いたんですね。どうしてかというのは、宇宙船から見ると青いだろうと。海がいっぱいあるからと。雲のことを全然おっしゃらないですね。海があるから水惑星だと。とんでもない大きな誤解ですよね。水惑星というのは、地球の外から、大気から、海から、川から、水から、最初の寺島理事のお話にもありましたように、非常に地球は水びたし。実際にはマグマ、岩石の中も水びたしなんですね。皆さんの体だってそうですよね。
僕自身は、今日、実験も何もしませんし、お話もしませんでしたけれども、例えば僕は、よく夏休みの子供たちに言うのは「君、さっき水を飲んだろう。ああ、のどが乾いたってね。君、1日にどれぐらい飲んでいる?」と。大体、自分のことは知らないですよね。アンケートに、健康についてやりたいという方がいらっしゃいますけれども、当然、そういう日常から入って、自分は一体、水をどのぐらい取っているのか。そうすると、また答えが出て、水というのはと。先生たちとか親御さんは、夕べ、ビールも入りましたと。食べ物の中に水がどれだけ入っているかとカウントしていないですね。出すほうも、おしっこばっかり考える。汗を忘れている。だから、夏ですと汗をかきますね。その汗がどのぐらい出ているかということもご存じないですね。これは本には書いてあります。