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memento mori 宮城 2001

―『死』を見つめ、『今』を生きる―

 

平成13年10月7日(日)

 

司会:大変長らくお待たせいたしました。ただいまより、「memento mori 宮城 2001―『死』を見つめ、『今』を生きる―」を始めさせていただきます。私は、本日の司会進行を務めます日本財団 公益・福祉部 公益振興課 相澤佳余と申します。不慣れなためお聞き苦しいとは思いますが、精一杯務めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

「memento mori」とは、ラテン語で「死を想え」という意味です。「死を想え」とは、サブタイトルの「『死』を見つめ、『今』を生きる」ということを意味しているようにも考えられます。

1999年長崎県、昨年の香川県、静岡県、本年8月の三重県に続き、こちら宮城県で開催される「memento mori宮城2001−『死』を見つめ、『今』を生きる−」は、限りある人生を自分らしくよりよく生きるために皆様と一緒に死を見つめ、考えるという趣旨のもと、宮城県、仙台市ほか多数の地元団体のご支援を受けまして、日本財団が開催いたします。

ご承知のとおり私ども日本財団は、全国24カ所で開催されております競艇の売上金の一部を財源としまして、国内の地域の福祉から世界の人々の幸せと平和のためにお役に立てるべく事業を行っております。当セミナーも参加される方々にとって必ずや有意義なお時間になると確信し、笹川医学医療研究財団、ライフ・プランニング・センターと協力しながら、今後も全国的に展開していきたいと考えております。

本日のプログラムをご案内いたします。まず、聖路加国際病院理事長の日野原重明さんと、國學院大学文学部教授の宮家準さんをお迎えして講演をお聞きいただきます。

そのあと、地元古川市の中高生による高倉蘖(ヒコバエ)太鼓をお楽しみいただきます。

そして、読売新聞解説部次長の南砂さんをコーディネーターに、各方面の専門家の皆さんをお迎えしてパネルディスカッションを行います。

先人たちの死と死生観を通じて、日本人にとって死とは何か。生命の尊厳や今を生きること、そして人生の有終の美について、ご来場の皆様と考えていくことができれば幸いです。本日は長時間となりますが、最後までおつき合いいただけますよう、お願いいたします。

 

 

 

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