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用語集

 

ターボコンパウンド方式

エンジンの排気管にターボチャージャーを取り付け、その軸から出力トルクを取り出し、エンジンの軸トルクと合体させ燃費を向上させるシステム

 

吸熱反応

気体などの物質が化学反応により分離、又は合体し、他の物質に変化するとき熱を吸収して変化する反応、この場合、変化した物質の発熱エネルギー量は増加している

 

活性炭

カーボン分子が連続的に繋がって、制御された細孔を形成し、その細孔面積が大きいので、接触した物質と恰も活発に反応する働きを持つように作用する

 

予混合圧縮着火方式

一般のディーゼルエンジンは圧縮された空気中に燃料を噴射するが空気と燃料の混合が悪いので窒素酸化物、PM(微小粒子状浮遊物)が多く排出される。これに対して、吸入空気中に燃料を均一混合させ、圧縮行程で過早期着火させず、上死点付近で着火させる燃焼方式でこの方式では抜群の低い排気エミッションが実現できる

 

遮熱構造

エンジンの燃焼室を熱伝導性の悪い物質で作製し、燃焼により、発生した熱が外部に伝わりにくくしたエンジン構造

 

多重積層ガスケット

固体と固体を接触させ、その間のシールをする時、通常、数枚の板材を重ねてガスケット材として用いるが板材を通過するたびに熱流を減衰させる効果を期待して7〜10枚の板材を重ね、挟み込んだガスケット

 

遮熱率

遮熱エンジンでどの程度熱遮断が出来たかを表す尺度であり、次式であらわす

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EGR

エンジンの排気ガスの1部を吸気系に流し、吸入空気の酸素濃度を薄くする方式のこと

 

多孔質金属

スポンジ状金属で、樹脂製スポンジに金属粉と溶融樹脂を混合し、泥状にした液体を沁みこませ、乾燥、加熱することにより作製する

 

熱伝導

熱が固体中を移動する状態

 

熱伝達

熱が気体、又は液体から固体に移動する現象を云う、逆に固体から気体、液体に異動する時もこれを使う

 

フラックス

金属を接合させるときに用いる溶剤、相手金属の組織内に拡散し、複数の金属を接合させるときに用いる

 

 

 

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