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【陸上観光施設との連携方策】

(ホテルと観光施設の連携)

・花博期間中の上半期は、若干好影響がありホテル利用者が増えた。しかし、期待していた水準まで入っていない。地元利用者が多いということが原因だろう。

・ホテルから花博までの直行バスを出していたが、土日は、中突堤の船乗り場までの無料シャトルバスを出していた。4〜5月の利用者は多かった。このときの航路利用により、海上輸送としての役割が見直されたと思う。

・夏休みに宿泊客にアンケートを行ったが、ハーバーランドへの観光客が多い。夏休みだけホテルからシャトルバスを出した。夜、ホテルから見ると景観が美しいことが要因と考えられる。

(ホテルと観光船の連携)

・観光船と関係ある商品としては、クルーズ&宿泊プランである。個人の利用は少ないが、パッケージ商品としての利用が非常に多い。特に海が無い県で需要がある。

・観光船と連携する場合、当日の予定変更や予約など、船会社がいかに柔軟に融通を付けてくれるのかということが重要。現状では、必ずしも柔軟に対応してもらえているとは言えない。

・レストラン船とホテルのコンベンションとしての競合はない。コンベンション客に対しては、ホテルと観光船は良いパートナーである。

 

【新規航路の開設に向けての考え方】

・USJの来訪者は神戸になんとか取り込みたい。

・USJへのアクセスは、駐車場が遠いこと、土日では渋滞が考えられることから、海上アクセスは有効だと考えている。

・船着き場からUSJのゲートまでは500mぐらいであり、近い。

・旅行代理店も海上アクセスには興味を持っている。

・しかし、USJ+クルーズという需要はそれほど多くないと思う。USJ自体が大きな観光要素であり、そこにさらにクルーズで楽しむよりも、ホテルや中華街等で食事をとる利用が多いと思う。

 

【要望事項】

・市の積極的な観光施策。

 

(3) USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

【USJへの集客予測と神戸との関係について】

・【全数】 年間800万人の入場者を見込んでいるが、初年度はこの数値よりも多くなるだろう。

・神戸方面を含む海上からのアクセスについては、未知数である。

・【エリア別比率】 来訪者のエリア別比率の予測としては以下のとおり。

関西圏(2府4県):59%

北海道・東北:3%

関東:12%

甲信越:1%

東海:8%

北陸:2%

中国:3%

四国:1%

九州:4%

・【海外〔韓国、台湾、中国(香港)が中心〕】 :5%

 

 

 

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