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2. 東京方面

 

(1) 東京方面の主要旅客航路輸送実績の推移

 

・平成7年度以降の関東運輸局管内の旅客船等の利用者数の推移を見ると、フェリー以外の湾内海上交通、港内周遊、河川港内、レストラン船周遊は概ね横這いとなっている。

・フェリーの利用者数は大幅に減少しているが、これはアクアライン開通の影響により、湾内フェリーの利用者数が半減したことによると考えられる。

 

図表III.-1. 関東運輸局管内の主要旅客航路輸送実績の推移(平成7年度=100.0)

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資料:関東運輸局

 

(2) D社

 

【事業概要】

・隅田川、江戸川、東京湾で、8航路(隅田川ライン、葛西臨海公園ライン、ビッグサイト・パレットタウンライン、お台場・船の科学館ライン、カナールクルーズ、ハーバークルーズ、江戸川水上バス、小岩菖蒲園ライン)+レストランボートを行っている。

・船内で日本語と英語の観光放送を行っている。

 

【事業の動向】

・利用者のほとんどは、観光利用であり、アクセスやバスとしての意味はない。気分転換、観光面利用が100%といって良い。

・団体:個人は4:6である。

・年齢層は幅が広く若者からお年寄りまで。男女別では圧倒的に女性が多い。

・レストランボートは、夕方に貸切ベースで行っている。月〜木は空きが多いが、土日利用が多い。

・採算にのっている航路は、隅田川ラインのみである。他の航路は、隅田川ラインで償却した船を使いながら運営している。

 

 

 

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