2] 課題の解決方策
コンテナターミナルの借受資金については、(財)港湾運送近代化基金の助成制度等の活用により自社資金の不足分を補うことが考えられる。また、他社との共同で借り受けることにより自社の出資金を少なくすることができる。
借り受けたコンテナターミナルへの船舶と貨物の誘致は、サービス水準を高め他港との差別化を図ることである程度は達成できる。ここでも、24時間・365日オープンの検討が必要であろう。平成15年度中に供用が予定されている北九州港ひびきのコンテナターミナルは「24時間・365日オープンで、日本一港費の安い港」をキャッチフレーズとして船舶と貨物の誘致を目指している。大阪港でも、他港にないようなセールスポイントを持つことが必要であろう。
3) 24時間・365日化への課題とその解決方策
1] 課題
港湾の24時間・365日化については、大阪港だけでなくわが国のすべてのコンテナ港湾にとっての目標といえる。しかし、その実現にあたっては下表に示すとおり課題が多い(表6-5.)。