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・運輸局によっては検査対象船舶が非常に少なかったところがあった。

・スタディレポートに直結した実習ができて大変幸運であった。

・実習グループはエンジニアとオフィサーの組み合わせがよい。

・研修員二人の専門が違うと運輸局の指導者が二人必要になる。

・船舶構造やPSCの講義は実習に直接役立った。

・造船所で一週間滞在して建造工程を中心に見学したい。

・船級協会で実習できないか。

・検査が無い時は運輸局のオフィスで部長、課長、先任検査官等いろいろな人が指導してくれた。

・運輸局と支局への移動に日数をとられて時間が無駄であった。

・国際条約のコースだからPSCに執着すべきだ。

・小型漁船の検査も出来て非常に良かった。

 

(3) その他の意見

・スタディレポートの作成は非常によかった。

・スタディレポートの発表では、他の研修員の研究成果をシェアできて有益である。

・スタディレポート作成及び発表は一週間で充分である。

・スタディレポート発表の仕方は今のままでよい。

・全体研修期間は今のままでよい。

・宿舎は良かった。

・英字新聞やテレビの英語放送がないホテルがあった。

・日本人は親切で良い人達だと分かった。

・運輸局のスタッフも非常に親切だった。

・運輸省、JICA、OSCCに我々の知識を高めてくれたことに感謝したい。

 

3. 研修成果

本コースは、船舶検査官及び外国船舶監督官の育成に重点をおいて本年度新設された第一回目の研修であり、14カ国16名の研修員が来日した。

日本語集中講座については、JICEによって合計100時間実施した。研修員は、全員初めて日本語を学ぶということで、非常に関心が高く、毎日5時間の集中講座を熱心に受講した。この集中講座の後、実習に備えて日本語を続けて学びたいという多くの研修員の希望によりボランティア講師にお願いし、7月6日から9月20日まで週2回、日本語の補講を実施した。

JICEの集中講座ではローマ字を使って指導されたので、研修員にとっては学びやすかった様子であるが、ボランティア講師が補講する際に少し戸惑いが生じた。7ヶ月間日本に滞在し、読む機会が多いので、ひらがな・カタカナの読み方を教えておいてもらうと参考になるとの意見がボランティア講師及び研修員から聞かれた。

 

 

 

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