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2.3.3 推算計算結果の検討

(1) 予測水深(図2-39)、補正済み予測水深(図2-42)、観測水深を1分×1分格子に割当てたもの(図2-20)を比較・検討した。

予測水深の残差(=[予測水深]-[観測水深])とその標準偏差についてまとめると下記のようになる。

 

051-1.gif

 

参考までに、補正済み予測水深についても予測水深と同様の手順で観測水深との残差をとった場合について検討した。

 

051-2.gif

 

・残差埋め戻しによる補正が観測水深データの値を反映するのに有効である事が確認できた。

・補正済み予測水深(図2-42)南部では断層の構造がよく把握できる。この断層は観測水深の補間(図2-21)では見えない。すなわち、観測水深の疎な海域では重力データからの水深予測が大規模地形構造の把握に有効であることを示唆している。

 

モデル海域(G1806)における予測水深と観測水深の残差の頻度分布・散布図、補正済み予測水深と観測水深の残差の平面図・頻度分布・散布図を以下に示す。(図2-44〜48)

 

 

 

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