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(2) 測線クロスポイントでの整合性の評価

測線クロスポイントでの整合性を評価するために、各海域の測線を図42に示すように配置しクロスポイントに番号を附した。

その結果、各海域において63のクロスポイントが得られた。播磨灘における測線クロスポイントでの測量船の高さ精度の評価を表27に、安芸灘における測線クロスポイントでの測量船の高さ精度の評価を表28に示す。各表中のPoint No.は、図42に示したクロスポイント位置の番号に対応している。なお、周防灘実験に関しては、K-GPSの解析が完了していない。

 

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図42. 測線クロスポイント

 

クロスポイントの測量船の高さ及び水深は、測線クロス時の前後の30点を抽出して、平均化したものである。播磨灘実験の結果を表27に、安芸灘実験の結果を表28に示す。

測深精度の確認のため、潮高補正後の水深の較差を平均値で比較すると、播磨灘実験においては5cm、安芸灘実験において4cmであった。また、GPS測量精度検証のため、潮高補正後における測量船の高さの較差を平均値で比較すると、播磨灘実験では9cm、安芸灘実験では6cmであった。

 

 

 

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