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その大半を公務、業務の出張、駐在者が占め、観光で訪れる人の数は極めて限られています。今後は、その魅力をよりよく知って貰うため積極的な情報の発信が求められます。“No news is good news.”に決別するときが来たと言えるでしょう。

諸々の困難な課題を抱えながら経済的自立を果たそうとして歩みを始めたタンザニア。貧困の緩和に立ち向かうタンザニア。明るく、ゆったりとした性格を持つ“ポレ・ポレ”の国の人々は、大統領から市井の人までいま漸くマラソンのスタートを切ったところです。読者の皆様の関心を引き続きお寄せいただければ幸いです。

 

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(左から1番目が筆者)

 

(あとがき)

1999年6月、筆者は長期専門家として再度赴任する事となりました。いま、筆者の事務所は蚊をシャット・アウト、停電はめっきり減り高温多湿の時期もかなり快適に過ごせるようになりました。頑迷な貧困問題は依然として残っているのですが、変化の胎動を感じさせる動きが少なからず出てきています。これからもタンザニアの印象を目に映るままにお伝えする機会が得られればと考えています。

 

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タンザニアの国立公園

 

 

 

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