『計画実現までのポイント』
・日本での都市公共交通整備の過程、現状からみたポイントは、
1] 建設コストの縮減
近年の都市鉄道、地下鉄、モノレール、AGTでは高い施工困難性、事業の長期化等のため建設コストの増加傾向が顕著である。今後の実現可能性、将来の経営安定化の観点から建設コストの縮減に向けた取り組みが重要
2] 将来の経営安定化
特に大都市以外の都市鉄道及び地下鉄、モノレール、AGT等では経営状況が芳しくない。運輸収支が黒字でも減価償却費や金利負担により経常収支が赤字になるケース、人口推計や利用推計が開業後の実績と大きく乖離するケース等が多く、これを未然に防ぐため、将来の経営安定化に向けた努力が必要
3] 円滑な事業の推進
生活環境、自然環境に対する一般市民の関心が高まっており、これらに対する配慮が欠けた事業は円滑に進まない。十分配慮した事業推進が必要