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・周囲に歩道、横断歩道、歩道橋などが少なく、周辺住宅地・商業地へのアクセスが悪い。

●バス停

市内中心部ではバス停のほとんどにシェルター、時刻表の掲示板が整備されている。拡幅中のバイパス沿いには統一されたデザインのバス停が新設されている。

●専用バスレーン

シンガポールとの連絡橋、及び、税関を越えて延伸するJalan Wong Ah Fookは常に自家用車で混雑していたため、1997年末から専用バスレーンが設置された。その他に専用レーンの構想があるのはラーキン・バスターミナルの周辺である。

専用レーンはバス、タクシーのみ通行可能である。

 

4.3.2 タクシーの運行状況

(1) 運行状況

●車両

運行が認められている地域により車両の色が塗り分けられている。ジョホールバル地区で営業を認められているタクシー車両は、赤・黒色であり、約4300台が運行中である。ジョホールバル郊外で運行するものは黄・黒色である。

●運営状況、サービスレベル

タクシー事業者は個人事業者、会社の両者があり、全体的に小規模の事業者が多い。利用者とタクシーを仲介する業者があり、タクシ事業者は仲介業者と提携し、無線を通じて客を紹介してもらう営業形態が一般的である。仲介業者はタクシー事業者を兼ねている場合が多いが、所有車両は多くても20台程度である。

料金は初乗り2.0RM、200mにつき0.1RMである。タクシーにはメーターが積載されている。事業者組合内で取り決められた接客マナー、料金表が車内に掲示されている。

●他モードとの混在走行環境

Jalan Wong Ah Fookにはバス専用レーンがあるがここは、タクシーの通過も認められている。

 

(2) 事業者組織

タクシーの事業者組合があり、運転手への接客マナーの向上、安全運転指導などの活動のほか、LPKPに対するロビー活動などを行っている。

 

 

 

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