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5] スーパーシャロードラフト船の船型開発の研究(SR243:平成11〜13年度)

東アジア地域の浅い港湾・河川等での運航に対応し、B/d=5程度の浅喫水、かつ載貨重量の画期的に大きいスーパーシャロードラフト船の船型開発を行うとともに、波浪中及び浅水域の運航性能や安全性についての研究を行います。

6] 実海域対応の船舶性能設計システムの研究(SR244:平成11〜14年度)

船舶のライフサイクルに対応した実海域での船舶性能を、非線型領域での新しい解析手法も加えて検討し、性能応答推定法、船速低下推定法等の高度化を図るとともに、実船での検証等を実施するなど実用的な性能設計システムに関する研究を行います。

7] 二重殻タンカーの船体構造寿命に関する研究(SR245:平成11〜14年度)

海洋汚染防止等の観点から、新たに建造・就航している新構造ダブルハルタンカーに焦点をあて、波浪中の荷重や構造応答を収集分析するとともに、実験及び数値シミュレーションによる検討を加え構造寿命評価技術の新たな知見を得るための研究を行います。

8] 船殻ブロックのデジタル生産技術の基礎研究(SR246:平成12〜14年度)

曲がりブロックの中組立てを対象に、加熱変形予測法と現場ノウハウを織り込んだナレッジエンジニアリング手法を活用し、作業性、工数、及び精度評価をデジタル化して、数値情報処理による高精度な曲がり部材とブロックの製作技術に関する研究を行います。

9] 船舶技術の創造的展開に関する調査研究(SR500:平成12〜15年度)

西暦2000年の転換点に際し、船舶技術の創造的展開を図っていくため、モーダルシフト、物流シミュレータ、ITSの検討が進められている海上物流システムに関する調査研究(SR501)、並びに高度な船舶技術が結集している高速船技術の総合的分析に関する調査研究(SR502)等を行います。

 

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〔原油タンク内の環境再現試験:SR242〕

 

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〔VLCCのビルジナックル部の1/3縮尺大型模型疲労試験:SR245〕

〔写真提供:船舶技術研究所及び研究実施の会員〕

 

 

 

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