出所:MARINA: Philippine Shipbuilding & Ship Repair Industry Situation Report 1999
7,500DWT以上の設備能力を持つ11社の大規模造船所は、111社の造船所が有する設備能力全体の86%を有している。これら11社の大規模造船所のうち、5社は外国の造船事業社との合弁会社である。シンガポールに本拠を置くケッペル・グループはザンバラス州のSubic Shipyard & Engineering Inc、バタンガス州のKepphil Shipyard Inc、セブ州のKeppel Cebu Shipyard Incを傘下に納めており、これら3社でフィリピンの造船業界の上位3社を占めている。この他、外資との合弁会社にはセブ州のTsuneishi Shipyard (Cebu)Inc、FBM Aboitiz Shipbuildersがある。11社の大規模造船所のうち、8社(設備能力で84%)は、フィリピン新造・修繕事業者協会(The Philippine Shipbuilders & Repairers Association: PHILSAR)に加盟している。表2-14にフィリピンにおける大規模造船所の概要を示す。