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4.2 レムチャバン大水深港(Laem Chabang Deep Sea Port)

 

4.2.1 既存設備

 

レムチャバン大水深港はチョンブリ県シイラチャ地区スカラ小地区及びバンラムン地区バンラムン小地区との隣接点に位置する。レムチャバンの新港開発はJICAの技術援助によって支援され、港及び近隣工業団地、インフラストラクチャープロジェクトの援助に対する資金はOECFにより提供された。以前はチョンブリ県サタヒップ地区オオジュクスメッド小地区に位置するサタヒップ港が東部沿岸地域の商業港であった。サタヒップ港の利用によりバンコク港の荷積み及び荷揚げが減少する可能性があり、一時はAmerican President Lines社がコンテナの荷積みに利用していた。しかし、サタヒップ港の商業港としての開発は、同港がタイ海軍区域の境界線内に位置していたため国家安全保障との利害衝突があった。従って、政府は東部沿岸地域の新港用地調査を命じ、レムチャバン地域を最も適当な新港用地と見なした。政府はその地域の6,341ライの土地を港建設のために公用徴収し、1988年1月21目に落成式が行われた。レムチャバンの設備の詳細を表4.2.1-1及び図4.2.1-1に示す。

 

表4.2.1-1:レムチャバン港のバース

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出典:Laem Chabang Port

 

 

 

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