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表3.2.3-2:道路輸送されている主要貨物(1998)

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出典:Information Centre, Transport and Communication Policy and Planning Bureau, Ministry of Transport and Communications.

 

これらの6品目の内、石油製品は既に大部分が海上輸送されている。その他の農業製品は、実際には特定できない非常に雑多な商品流通を分類したものである。従って、金属製品、米、木材及び建材、コンテナーの4品目について更に調査することが有効であるとした。

 

〈地域別分類〉

表3.2.3-3は、1998年の道路貨物輸送の発送地及び到着地についてまとめている。明らかに、沿岸輸送が競争不可能な内陸部の移動区間がいくつかある。例えばバンコク〜北部県、北東部県間などである。これらの区間は表3.2.3-3で濃色で示しており、道路貨物全体の約66%を占めている。

他に沿岸輸送が可能ではあるが、一般的に輸送距離を大幅に節約することがないか、あるいは長距離道路輸送の併用が必要な区間がある。従って、これらの路線では沿岸輸送が一般貨物輸送において大きな比率を占めることは難しいと考えられる。しかし、沿岸輸送は特定の大量貨物、特に大量の液体(石油等)の移動では重要な役割を果たす。表中で淡色で表されたこれらの流通は、道路貨物全体の約21パーセントを占めている。

最後に、海上輸送の距離が道路輸送距離よりかなり短い区間があり、このような区間では沿岸輸送を選択することが妥当であると思われる。これらは主に西部及び南部県からバンコク及び東部沿岸地域区間である。双方を合わせると道路貨物全体の約13パーセントとなる。この中で、西部県〜バンコク及びその周辺地域区間が特に重要である。

 

 

 

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