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1998年にはトレイラー・ブリッジ社の米国北部東海岸とフロリダ州ジャックソンビル間の配船開始、シー・バージ社のフロリダ―プエルトリコ間のRO/RO配船の増加、アルコ社のアラスカ石油積取りのための新造船の配船等で活気づいている。

五大湖船は64隻の自航船と9隻のタグ/バージより成り立っているが(表2-1参照)、鉄鉱石、石炭、石灰石、セメント、塩、砂、穀類、石油等のバルク貨物が中心で1997年には1996年より7.1%増しの1億2,500万トンの貨物を輸送している。

内陸水運で商業用に利用されている水路は12,000マイル、635の浅喫水港であるが、米国の穀物輸出の60%、ケミカル石油類輸送の24%、石炭の20%がこの水路を用いて外港に輸送されている。1997年の輸送量の合計は6億3,100万トンであった。

 

表2-7 米国商船隊の雇用人員と基本賃金

出典:商務省1999年統計年報

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1 6月30日現在、1980年以降は9月30日現在。1,000GT以上の商船に配乗される人員。内陸水路、五大湖船、米国陸軍、海軍所有または、陸海軍向けに運航される船舶、及びケーブル船、タグ等の特殊船を除く。

2 1月現在。1ヶ月の基本賃金(部屋代と食費を超えた部分)。残業手当て、賃金外給付は含まない。西海岸は、土日の海上勤務を基本賃金に含めるが、東海岸はこれを含まない。

出典:MarAd, U.S. Marchant Marine Data Sheet

 

表2-7は1975年から1997年までの米国商船隊の雇用人員と基本賃金を示したものである。本表には1,000GT以下の船舶及び内陸水運の雇用は含まれていない。

 

 

 

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