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13. 効率の良い電磁化水の発生方法、及び、性能向上に関する研究

 

研究開発名 効率の良い電磁化水の発生方法、及び、性能向上に関する研究

研究開発期間

開始 平成12年4月1日

完了 平成13年3月15日

研究開発実施者名

株式会社計測研究所

ホクシン産業株式会社

ロイヤル機器株式会社

エスケーエイ株式会社

主任研究者 坪井浄

副主任研究者 千々波天信

〃 菅原庸夫

〃 深町進平

研究開発費

事業費総額 14,385,120円

補助金額 7,500,000円

 

1. 研究開発の目的

 

近年、地球環境改善の必要性が求められるようになってきており、船舶、建築物(上水、下水)、工業機器、プラント、その他の業界において各種配管の錆や詰まりに対する問題も薬品にたよるだけでなく、地球環境に優しい方法も取り入れられるようになり、各種の方法による製品が開発され、使用されつつある。しかし、使用されているユーザーの説明では結果がわかる迄に非常に時間がかかる、本当に効くのかどうか不明であるとの話が多い。また、何故効くのかも種々の説明が在り不明であるとの事で、少しでも短期間で、効果の有無が明確に分るようになればと思い、次の目的項目を上げ研究開発を行なった。

 

1.1 電磁化水によるスケールの付着防止、及び、除去、さらに防錆のメカニズムの研究

スケールの付着防止と除去は新たなスケールの付着が防止されても、すでに付着しているスケールが有る場合はスケールが減少する訳ではないので、効果が無いと判断されがちであるが、この時は機器を取り付けた時から効果が出始める迄の間はスケールが増加しその後、増加が停止する。

各種配管に付着するスケールといっても、その配管が使用されている状況によって付着するスケールが異なる。そこで一様な対策では駄目であろうから、いくつかの融通性、対策の変更を機器の中に予め組み込めないか、そのためには、付着したスケールの内容と対策と比例する現象(どのようなのスケール付着防止、及び、除去が電磁化水を構成する構成項目(周波数、パワー、波形、スイープ、その他)の何に比例するのか)を探し出す事から始める。

出来れば、スケールが付着していく過程とスケールが除去されていく過程を捕らえたい。

防錆のメカニズムはスケールの付着防止、及び、除去の動きにより派生したものでは無いように思われる事からどのような構成の時に、どのような時間で発生するのか、また、なるべく、眼に見えるような形で、出来れば写真が取れるような状態を求めて研究を行う。

 

 

 

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