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4. 研究開発の目標

 

4・1 技術開発の最終目標値

D13モード値にて

NOx排出量 3.2gr/kWh以下

パティキュレート排出量 0.17gr/kWh以下

 

4・2 本年度の技術開発の目標と内容

1] 高粘度の廃食用油、植物油の噴射に必要な仕様の調査

軽油に比べ粘度が非常に高い廃食用油、植物油を燃料として高圧で噴射する為に必要な噴射系の仕様を決定する。   

2] 廃食用油、植物油の素性違いによる圧縮着火条件の明確化

エンジン筒内の圧縮上死点における高温高圧の条件を圧力容器内に再現し、素性の異なる廃食用油、植物油を容器内に噴射し、高速度カメラを用いて噴射→噴霧拡散→燃焼に至るプロセスを撮影し、解析する事により最適な噴射系を絞り込み、実機試験に供する噴射系仕様を決定する。また、実際のエンジンにおける圧縮行程、膨張行程を再現し、エンジン燃焼室内で生じる燃焼のプロセスを再現できる急速圧縮膨張装置を用いて燃焼室形状違い、噴射系違いによる燃焼を高速カメラにて撮影し解析することにより実機試験に供する燃焼室形状を選定する。

3] 単気筒エンジンを用いた性能試験

1]、2]の結果を基に、試作した単気筒エンジンを用いて性能改善試験を実施する。

4] 多気筒エンジンの大物設計

1]、2]、3]の結果を基に多気筒エンジンの大物部品の設計を開始する。

 

 

 

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