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海の危険な生きもの

 

ハブクラゲ

かさは立方形をしています。最大のものでは、かさの大きさが13cm、蝕手(しょくしゅ)の長さは150cmにもなります。半透明(はんとうめい)であるため、水中で見つけにくいクラゲです。沖縄県内ほぼ全域に分布しており、6〜9月にかけてビーチの海岸近くを群れをなして泳いでいます。普段はゆっくりと泳ぎますが、時にはかなり速いスピードで泳ぎます。刺される(蝕手に触れる)と激しい痛みがあり、ショックを起こすこともあります。ハブクラゲを見つけたら、その場所には近づかないようにしましょう。

 

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[応急処置]

1 刺された部分は絶対にこすらない。

2 酢(す)(食酢(しょくす))を患部(かんぶ)にかける。

3 蝕手を取り除く。

4 痛いときは氷や冷水で(ビニール袋などを入れて)冷やす。

 

ツボイモ

刺されても傷みはほとんどなく、すぐに体がしびれ、おぼれるキケンがあります。絶対に触らないようにしましょう。同じ種類で、アンボイナガイもよく知られている危険な生きものです。

 

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[応急処置]

毒を口で吸い出しながら、早急に病院へ行く。

 

 

 

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