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地形と気候について

 

日本の最南端(さいなんたん)に弓なりに並ぶ島々が沖縄県で、沖縄諸島、先島(さきしま)諸島などを含む琉球諸島と大東(だいとう)諸島で構成されています。一番大きな島が沖縄本島で、北部は山地、南部は台地と低地になっています。

先島(さきしま)諸島は、宮古諸島と八重山(やえやま)諸島からなっています。宮古諸島には宮古島、多良間(たらま)諸島などの8つの島があります。八重山(やえやま)諸島には、石垣島、西表(いりおもて)島などのほか尖閣(せんかく)諸島も含まれます。ほとんどの島はサンゴ礁(しょう)を持ち、サンゴのかけらによってできた海岸は、真っ白な色をしています。しかし、1997年ごろからサンゴの白化現象(はっかげんしょう)が急速に進み、大きな問題となっています。

全地域が亜熱帯(あねったい)の気候で、四季の変化があまりなく、冬でも温暖(おんだん)です。雨は梅雨と台風シーズンに多く降ります。植物も東南アジアと共通するものが多く、南国の花と知られるハイビスカスも年中深紅(しんく)の美しい花を咲かせています。また、イリオモテヤマネコやヤンバルクイナなどに代表される珍しい動物が数多く生息(せいそく)しています。

 

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