日本財団 図書館


1. 機関関係の規制に関しての日本提案

 

IMOのDE(設計設備小委員会)は、MEPC(海洋環境保護委員会)の要請を受けて、NOxモニタリングのガイドラインの作成にとりかかっている。これについては、ドイツがvoluntarilyにco-ordinatorを努めているが、具体的なかたちとなっていない。そこで、日本として積極的に意見を出すこととなり、(社)日本舶用工業会の大形機関技術専門委員会・中形機関技術専門委員会のメンバーが中心となって、NOxモニタリングガイドラインWGを設けて、日本提案の作成に取りかかった。

(資料番号(3)のANNEX2に記載のものと資料番号(4)が日本提案)

 

2. 国際会議出席報告(NOxモニタリングガイドライン関係)

 

次の通り、IMOの関係委員会へ業界代表として出席し、日本意見の反映と各国関係委員との意見交換を行った。

 

(1) IMO第43回設計設備小委員会(DE43)

資料番号(1) DE43/10/1

 

場所 ロンドン

期間 平成12年4月10日〜14日

出席者 MHIディーゼルサービス(株) 田山経二郎

 

審議の概要

・ドイツが資料番号(1)DE43/10/1の内容を説明し、現在の情報収集活動を2000年10月まで延長し、次回のDE44に間接モニタリングのアイデア(機関性能でNOxレベルを判断する)を含めた新たな文書を提出したいと提案した。審議の結果、議長はドイツをリーダーとする非公式CGを構成することを承認し、DE44で検討することとなった。

・日本からジルコニアNOxセンサーのTechnical presentationを日本ガイシが行った。これは、従来使用されていた、CLD法(化学発光法)などとの比較を中心に船舶用としての利点を強調した。またパネル展示も行なわれた。

 

(2) IMO第44回設計設備小委員会(DH44)

資料番号

(2) DRAFT GUIDELINES FOR THE SAMPLING OF FUEL OIL FOR COMBUSTION PURPOSES DELIVERED FOR USE ON BOARD SHIPS

(3) GUIDELINES UNDER MARPOL ANNEX VI ON PREVENTION OF AIR POLLUTION FROM SHIPS

(4) 6.4 Direct measurement and monitoring method

(5) Investigations to establish realistic guidelines for on-board NOx monitoring

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION