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第5回技術開発調査研究成果発表会資料

 事業名 舶用工業における技術開発の推進
 団体名 日本舶用工業会  


1)2)の検討により砂型鋳造鋼としてステンレスインバーの採用が提案された。

 

この検討の時期に大同特殊鋼(株)殿が特定顧客の要請で試験鋳造を行う機会を得て2種類のインバー鋼(高張力インバー相当材及び Alloy 365 相当材)鋳物が製作された。しかし、これらのうち高張力インバーがガス固溶限界を超えることでガスブロー欠陥が全面に現れて鋼材として使用不可能な状態であった。

 

備考) 上記各種インバーの主成分を参考値として示す。

・インバー:36% Ni、64% Fe

・スーパーインバー:32% Ni、5% Co、63% Fe

・ステンレスインバー:54% Co、9.5% Cr、36.5% Fe

・高張カインバー相当材:32% Ni、10% Co、2% A1、56% Fe

・Alloy 365 相当材:43.5% Ni、1% Cr、1% Co、3% Nb、1.4% Ti、50% Fe

 

これらのことからステンレスインバー鋼の採用が妥当であるとの結論を得て、ステンレスインバーで弁体の鋳造を行った。

 

但し、この続きとしてステンレスインバーの確性試験において、目標から大きく離れた高いα値が得られたため、Alloy 365相当材のCr、Co及びTi成分の含有量を最小限とした鋳造材の製作を追加した。しかし、Alloy 365相当材でも目標のα値には到達しなかった。

 

備考) 以後ステンレスインバー及びAlloy 365相当材料の呼称を次のようにする。

・TN 915:ステンレスインバー

・TN 916:Alloy 365相当材

 

この鋳造技術調査の中で次の2件の確認が含まれている;

1] 溶接性

鋳物の欠陥が出た場合の補修溶接に必要な技術の確認が行われ問題は無かった。勿論、必要な溶接棒は、弁体の鋳造中に吸い上げ法により製作されて共材溶接が実施された。

2] 木型の修正

木型の修正を行うことなく所定寸法の鋳物が鋳造出来た。即ち、SCS(ステンレス鋳鋼)用木型がそのまま使用可能であった。

 

 

 

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更新日: 2010年3月13日

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