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I 海岸線形態

 

1. 汀線情報

 

<島根県>

島根県本土側の海岸線は中国山地にほぼ平行に走り、地形は極めて複雑で、一部長い砂浜があるものの、岩礁域、砂浜が交々継続し、風景的には恵まれるものの海線の割合に良港が少ない。隠岐島を含めた海岸線の長さは総延長で約1,028kmに達し、県の東部及び隠岐島の海岸線は出入りの多い岩礁地帯、西部は比較的単調な砂浜海岸となっている。また隠岐島は島前・島後にわかれ、島の中央から山地が海岸まで迫り、平地は少ないが、他地区に比較して南面した良港が多い。

 

ここに取り上げた海域は海水流動性の低い形状の内湾・入江及び、防潮堤をもつ港湾などを閉鎖性海域、それ以外を開放性海域として汀線情報を地図上に記載した。日本における汀線の感受性指標分類に従い、ESI. NO.1〜7までを8種類に分類し、地図上に色分け表示した。

 

【資料】「水産要覧」 島根県農林水産部・島根県漁業協同組合連合会 平成11年度

 

 

 

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