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(6) ケミカルタンカーの動静

表2.5-11は、タンカーのうちケミカルタンカーの仕出港及び仕向港をゾーン別に分類したものであり、ケミカルタンカーの仕出港、仕向港のゾーン別割合(2.3(1)参照)の特徴は次のとおりである。

ケミカルタンカーは、日本の内水内諸港間航行を除く各ゾーン間の航行としては、全タンカーの場合と同様な傾向であり、日本の諸港間の航海数の割合が約12%(全タンカー約14%)、日本の諸港と外国の諸港との間の航海数が約20%(全タンカー約20%)で、日本の諸港に寄港した船舶の航海数の割合は約32%(全タンカー約34%)を占めている。日本を除く極東ゾーン(2.3(1)参照)の諸港と日本の諸港との間の航海数の割合は約16%(全タンカー約12%)であり、日本を除く極東ゾーンと日本以外の諸港との間の航海数は約40%(全タンカー約37%)で、両者を合わせると約56%(全タンカー約49%)と全タンカーの場合より大きな割合を占めている。また、東南アジアゾーン(2.3(1)参照)の諸港は、日本の諸港との間の航海数が約2%(全タンカー約3%)、日本以外の諸港との間の航海数が約5%(全タンカー約5%)で、両者を合わせると約7%(全タンカー約8%)を占めている。

一方、タンカー全体では5%程度を占めるアラビア湾を仕向港又は仕出港とする航海数の割合は、ケミカルタンカーでは0.7%と小さい。

 

 

 

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