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全貨物船の場合より30,000〜99,999GT占める割合が大きい。1隻当たりの航海数でみると、全貨物船の場合より航海数がかなり多く、寄港地が多いことを示している。

外航コンテナ船の場合、日本及び日本周辺の寄港地は配船する船社グループによって異なるが、北米加州航路の場合の主な例は次のとおりである。

・Hongkong、Kaohsiung、神戸、名古屋、清水、東京

・博多、大阪、名古屋、清水、東京

・Busan、博多、大阪、名古屋、清水、東京

・神戸、横浜

・神戸、名古屋、清水、横浜

 

バルクキャリアーでは、最も多い船型は航海数、船舶数ともに10,000〜29,999GTであり、次いで30,000〜99,999GTで、両船型で90%以上を占めている。累積比率でみると、全貨物船では10,000GT未満が航海数で52.7%、船舶数で37.7%であるが、バルクキャリアーでは航海数で4.9%、船舶数で2.7%と大きな船型に集中している。1隻当たりの航海数でみると、全般的に全貨物船の場合より航海数が少ない。

 

自動車船では、最も多い船型は航海数、船舶数ともに30,000〜99,999GTであり、航海数では59.6%(全貨物船19.7%)、船舶数では67.5%(全貨物船24.0%)となっている。この船型に次いで10,000〜29,999GTが多く、両船型で航海数では86.5%、船舶数では92%を占めている。1隻当たりの航海数でみると、1,000〜2,999GTは航海数が少ないが、全般的に全貨物船の場合より航海数が多い。

 

冷凍船では、最も多い船型は航海数、船舶数ともに3,000〜9,999GTであり、航海数では66.5%(全貨物船36.8%)、船舶数では55.1%(全貨物船26.8%)と特に大きな割合を占めている。累積比率でみると、10,000GT未満の雑貨船が航海数では87.4%(全貨物船52.7%)、船舶数では81.4%(全貨物船37.7%)となっており、雑貨船と同様に全貨物船の場合より小さな船型の占める割合が大きい。1隻当たりの航海数でみると、全般的に全貨物船の場合より航海数がかなり少ない。

 

 

 

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