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◎ 先ず既存の通信システムの問題点を全て洗い出して、そのうえで実行可能なものを選択し、その方策を検討していくという方法であろうと考える。その方向で水洋会にお願いしたい。

6] その他として次の質疑応答、意見等があり、午後4時30分委員会を終了した。

△ アンケート調査に話を戻すが、現在の携帯電話のシステムは、既に陸上用として完成されたものであり、これに対して海上での使用のため改造、新たな機能の付加といった提言に結びつく可能性のある質問の仕方は、やはり避けていただきたいと考える。

△ 携帯電話のユーザーが、海上においてどういった機能を望んでいるのか調査し、その結果可能なことについては、改良を提言するというのは特に問題ないのではないか。

△ 既存の携帯電話のシステムを海上での使用のために変更することは、非常に困難であり、実現性が薄い。

◎ 現行のシステムでは、種々の制約があって不可能なものでも、将来的に可能になることが有り得る訳で、将来に繋がる検討を行うということでご理解いただきたい。

○ 例えばプレジャーボート用の無線として、マリンVHFがあるが、これには免許が必要、検査が必要といったことがネックとなって、あまり普及していないのが現状である。しかし、これについても現行法下でそうなっているから仕方がないと処理するのではなく、将来的にどうしていくかといった検討をすべきではないか。

○ 携帯電話の場合、海上でのサービスが保証されていないという現状で、安全確保のための手段として検討することを危惧するのは理解できるので、そういった配慮も必要であろう。

◎ そういった色々な問題があり、またそれに対する色々な方策がある、それらを全て抽出し、検討したうえで小型船舶に最適な通信連絡体制を考えていかなければならないと思うので、どうかご協力をお願いしたい。

 

2.3 第2回作業部会議事概要

 

(1) 開催日時及び場所

日時:平成12年10月25日(水)1400〜1600

場所:日本海難防止協会会議室

(2) 議題

1] アンケート調査の中間報告

 

 

 

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