(5) 里山作業の実際
1] 身近な公園として親しんでもらう事を願って、吹田市民に作業への参加を呼びかけ、「作業実施体制」を確立。(毎回約50人の市民と指導者が参加)
2] 公園周辺、近隣自治会等に作業の実施につき、説明し理解を得る。チラシを作成し配布。
3] 実施する作業の目的を明確にするために事前学習会を開催。(都市林の創造・コバノミツバツツジの再生)
4] 作業に係わる、測量、コドラードの設置、毎木調査、を市民も学習しながら作業に参加。
5] 作業は、安全第一にし、「KYK(危険予知活動)」を各班で実施してから行い、「作業効率」をむやみに求めない。
6] 参加市民の環境教育の実践場所として里山管理の体験を取り入れているため、作業の実行だけでなく、植物の生態や地元の神社との係わりなど幅広い学習会も行っている。
(6) 今後の課題
1] 市街地の中に孤立している公園の扱い
・生物の多様性を、いかに保持、拡大。
・排水、排気等の汚染による環境破壊の調査と保護。
・里山作業実施後の自然環境調査と評価。
・身近な自然としての都市林の機能調査と評価
2] 公園管理についての手法の確立
・自然環境維持を目的とした管理。
・周辺地区住民の利用と理解に対する対策
・市民ボランティアの参加による里山管理の維持と組織体制