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3. 椎茸を育ててみよう

 

クヌギ、コナラなどの薪炭林として維持されて来た所が多い関西地方では、里山の活用方法として有効なのが椎茸栽培です。

最近は種駒(椎茸菌を培養した木片)を農協などを通して入手できますので、クヌギやコナラの間伐材と、育成する場所さえあれば手軽に始めることができます。菌打ちの適期は、春先(2月下旬〜3月初旬)です。

 

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見事に組まれたプロの作ったほだ場。

 

(1) 原木を用意する。

クヌギやコナラ間伐材の中から直径10〜15cmのものを選び、120cmに玉切りしたものを積み上げておき約3ヵ月ほど乾燥させます。

 

(2) 穴をあける。

原木に電気ドリルで穴(直径は種駒の大きさにあわせる、普通は8mmぐらい)を開ける。原木の直径が10cm程度のものなら円周に等間隔に3ヵ所、15cm程度のものなら4ヵ所を5段(約25cm間隔)螺旋状に開けていく。(図参照)

穴の深さは1.5cmぐらい。

 

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