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■切る木の選別

ツツジなどのような花木は、とりあえず残します。何の木か不明でも、花がらが残っていれば花木と分かるので、見慣れないものがあれば、リーダーに聞くようにします。混んでいるものは空かす必要がありますが、見通しがよくなってから不要なものを除くほうが無難です。枯れ木とツル性植物は無条件に切ります。特にフジなどのつるは根元で切り、とどく範囲で取り除きます。

 

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早春に美しい花をつけるコバノミツバツツジ

 

■剪定の要領

あまり多く株立ちしているものは剪定します。まず、老化衰弱したものや混みすぎているものを根本から切ります。次に、以下のような不要な枝を元から切ります。徒長枝(強く長く伸びる枝)、重なり枝(平行する枝)の一方、逆さ枝(幹の方へ伸びる枝)、からみ枝(隣の枝と絡んだもの)、ふところ枝(太い幹から出る小枝)、下り枝(地面へ垂れる枝)、ひこばえ(根本から出る枝)など。

 

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不要枝

 

 

 

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