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6. 下刈り

 

林を放置すると、林は密生状態になり、通風が悪くなり樹木に日光が届きにくくなります。その結果、枯れ木ができたり、ひょろひょろに徒長したり、花木では花が咲かなくなったりします。そこで、潅木を切り取り、通風と採光を図ります。

 

■鎌の持ち方

鎌(木鎌または厚鎌という)を使う場合は、潅木の地上30cmほどのところをつかみ、図のように少し手前へ倒し、できるだけ根元を切ります。こうすると切りやすく、鎌の刃がこぼれにくいが、あまり倒すと鎌が手元へ走り危険です。

少し太い木はノコギリを使ったほうがよいでしょう。切り口と反対の方へ少し倒しながら切ると、楽に切れます。

鎌では、どうしても水平には切れないので、刈ったあとを不注意に歩くと切り株を踏抜きやすく、慎重に歩くことが大事です。

 

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木鎌の使い方

 

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倒しすぎると鎌の刃か滑りやすいので危険

 

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切り株は鋭く尖るので踏み抜かないように

 

 

 

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