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5-4 平成12年度第2回考える会ワークショップ

(平成12年10月5日)

 

テーマ:考える会でできること

 

(1) 1班のまとめ

自分たちが、日野の町並みと景観を考えるまちづくりを実践していく主人公として、どのようなことをしたいのか、そしてどのようなことができるのか。具体的にアイデアをだしあって、検討するのははじめてのことである。はじめてのことだけに、ワークショップをはじめるにあたり、少々雲をつかむような話になりかねないかと多少の不安があった。しかしながら、参加された皆さんから出てきたアイデアは、今からすぐにできること、これから徐々につみあげていくこと、そして将来的にしていきたいこと、と上手に段階を踏んで歩みをすすめることができるものであった。

 

今すぐにできること

■考える会の拠点・たまり場づくり

考える会の拠点として、また日野のまちづくりの拠点として正野薬店を活用する。

そのために、まず正野薬店をみんなで掃除をする。

■イベント的なもの

日野の歴史と町並みの勉強会

日野町の昔話、旧家にまつわる昔話を収集し、発表する。

町の不思議発見ウォーク

日野グルメ発見

 

徐々に積み上げること

■ストックづくり

日野の歴史・町並みの資料づくり

日野の民家やその細部を写真におさめ、写真展をする。

日野町町並み100選

■町民に対して

ヒアリング調査をしていく。

字単位でのワークショップをしていく。

考える会が町並み視察ツアーを企画し、町民に参加を促す。

町とタイアップして、景観賞や保存優秀賞など町民に対して激励賞をつくる。

■子供に対して

ちびっ子集まれ!町並み勉強会

小学生町並み絵画コンクール

 

将来的にしてきたいこと

■PR・宣伝

日野の民家・町並みを撮った写真をCD-ROM化し、写真集をつくる。

日野祭と桟敷窓の様子をビデオに録画し、わたむきホールか公民館で放映する。

この会の取り組みをテレビで放映してもらう。

■子供に対して

日野の歴史や町並みについての教本づくり

出前教師の派遣

そして、今の小学生や中学生に日野を町民に、また全国的にPRする広告塔に育てる。

また、日野町だけではなく、周辺地域をも巻き込み、活動を展開していく。

 

以上が、メンバーから出された意見である。今できそうなことを積み重ねていくことで、ストックづくりを行い、それに伴って町民や子供達に対し、日野の町並み意識を底上げしていく。日野の町並みについて、考える会のメンバーだけでなく、子供を含む町民全体が何らかの取り組みをしていかなくてはいけない。そのリーダー的役割を考える会が担い、上手に皆を巻き込んでいけるような下地づくりに、期待したいと思う。

 

 

 

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