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5-3 平成12年度第1回考える会ワークショップ

(平成12年9月5日)

 

平成12年度の再スタートとなった今回のワークショップでは、トラストの調査への全面的な協力を行うことと、会の独自的活動を強めることが確認されました。

 

討議(●メンバー意見、■事務局)

●日野の町並みは長い年月をかけて形づくられたもの。今後の100年スパンで町を考えていく必要がある。

●調査を早くやって条例化を急ぐべきだ。だんだん虫食い状態がひどくなっている。

●なぜ、町並み保存をするのかという考え方の哲学が重要。これを町民皆にわかってもらうのが大切。そのために会自身がしっかりとした哲学を持たなければならない。

●とにかく町並みを残したいと言う気持ちがある。

●トラストの調査は観光資源保護調査ということだが、観光化を図っていくのか。

■名称がそうであって、町並みの保存と活用がテーマで観光はその一要素。

●空家の発生が進捗している。日野商人はもともとずっとは住んでいなかったという事だが、昔の位置づけと変わってきている。

●保存運動の絞込みが必要では…。その一方日野地区に絞っていいのか。日野町には他にも重要なところがある。

■全体を見据えながら、まず日野の歴史の発祥でもある日野地区のことを今回は対象としたい。

●歴史を考えるのは大切なこと。この意識を町民に根づかせることが重要。

●何を保存するのかということを明確にわかりやすく提示するのが必要と思う。

●会としても今までの受身の立場から主体的な動きをすべきではないか。

■その意味でも、まずトラストの「建物と住まい方調査」などに実践的に参加してほしい。

●会として調査に参加するのはいいことだが、素人でできるのか。

■柏原でも取り組んだ。意外と隣近所にいても、最近は家の中に入ることは稀である。その意味でヒアリング調査等は有意義で誰にでもできること。間取りや建物の状況は、大学の学生が専門的に調査するので心配は要らない。

●今年は、会の自主的活動を強めていくべきだろう。例えば空家を借りて会のベース基地にするとか、日野町に残したい風景コンクールを会の独自活動でやるとか…。

 

 

 

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