(3) 調査内容と進め方
1) 進め方の基本方針
本調査は、専門家と地域住民が協働し、既存の町並み調査や家屋調査の整理を行い、専門家としての諸調査を加え、住民とともに検討を行うなかで、日野の歴史的町並みの保存と活用の基本方向について、提言するように進めました。
2) 作業内容
作業は基礎的調査のまとめ及び課題の整理を専門的な作業機関で取りまとめ、住民とのワークショップで検討を進め、最終的に提言を作成しました。
1] 調査・計画作業(専門家)
【既存資料の整理】
地区の歴史、建物、祭等の既存調査を収集・整理し、調査の基礎としました。
【地区の現状調査】
調査地区の人口、産業、土地利用、建物状況、施設等の現況を取りまとめました。
【建物詳細調査】
日野商人の本宅調査を2軒実施しました。
【計画課題の整理】
基礎調査、ワークショップの成果を踏まえながら、保存と活用に向けての課題の整理を行いました。
【提言の素案作成】
調査・ワークショップを総合し、まちづくりの提言の素案を作成しました。
2] 住民ワークショップ
計6回の住民ワークショップを開催しました。
【第1回:9/5】今年度の進め方
今年度調査の全体的な進め方と「考える会」としての取り組み・調査協力について相談しました。
【第2回:9/10】子ども町並み探検隊調査
子供たちによる探検隊調査を行いました。
【第3回:10/12】活動方策ワークショップ
「考える会」でできることを徹底的に検討しました。
【第4回:11/11】まちづくりフォーラム
第1部では文化庁の苅谷氏による基調講演、第2部では旗揚げアンケートを交えたパネルディスカッションを行いました。
【第5回:11/19】建物・住まい方調査
建物・住まい方調査を15軒地元調査員の協力により、実施しました。
【第6回:1/30】提言検討ワークショップ
保存と活用の提言案について検討しました。
3] まちづくりニュースの発行
調査活動状況をニュース「日野町:まちづくり瓦版」として発行しました。