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「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書

 事業名 海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


厳しい生存競争の中で、当時の魚にとっての生き残り道は、より大きくなるか、「よろい」を身につけるか、あるいは水中から逃げ出すかという3つの選択肢しかなかったと考えられる。この考え方からすれば、最後の選択肢を選んだ魚が浅瀬を動き回る能力を身につけてやがて上陸したと考えられる。

 

上陸のメリット:安全で無限の食物のある新天地への進出

現在の陸上の生物の総重量は、海の生物の190倍近くある。脊椎動物が上陸した当時は、まだ陸上の植物も、またそれに支えられた昆虫その他の動物も進化途上で、現在ほどの多様性や総重量はなかっただろう。それでも最初に上陸した脊椎動物はまさに手つかずの資源としてこれらの生物資源を利用することができたのである。

 

まとめ

生物は、約40億年前の誕生以来地球上で繁栄してきたが、その大部分は、安定した水中で過ごしてきた。このことは、まさに、生命をはぐくんだ地球が水惑星であったことを如実に示している。我々の先祖である脊椎動物が上陸したのは、ようやく3億7千万年ほど前のことである。その間、大気中に蓄積した酸素からオゾンがつくられ、生物にとって危険な紫外線が除去されて、地上が安全な場所となった。酸素は、植物の光合成によってもたらされたものであり、ある意味では、生き物はゆっくりと時間をかけながら、地球を自分たちの住み易い環境に変えてきたといえよう。しかし、脊椎動物の上陸が生存競争からの逃避であったかもしれないなど、生物進化の要因は、必ずしも生き物たちにとって優しいものではなかったことも伺い知れる。我々の身の回りの生物は、すべてこのように長い時間をかけて進化してきたものであり、その進化には、安定した水界の存在など自然の恵みがあった。これらのことだけを考えても、我々は、生物の多様性を守り、またきれいな環境の地球を次世代に残す義務があることが明かである。

 

 

 

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更新日: 2019年1月12日

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