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3月12日(日)

 

○マニラ→中部ルソンヘ陸路移動

 

<特別講義>

Dr. Barua Sumana

 

先生の人生から出て来た哲学、人生観が多分に盛り込まれた非常にすばらしい時間であった。単なる知識の習得を目的とした講義ではなく、私達に否応無しに問題を突きつけ考えさせるというspiritualな部分に訴えかけてくるものであった。知識の伝達は耳から口へと、人から人へと伝えられるが、この種の人生そのものに関わる話はまさにその人本人にしかできない。その人本人がどれだけの思いをもって考えて来たかが如実に現れてしまう。今回、バルア先生の真剣な語りからますますその思いを強くした。

この話をまとめてしまうと、読む方は「生き方のhow to」として受け取ってしまうかもしれない。実際はもっとバルア先生の人となりも場の中で自然と表現され、僕のイメージする最もフェローらしい(このプログラムをこのプログラムたらしめている最もよい部分)時間であった。皆さんには実際の生放送を先生から直接聴いていただくとして、ここではあの時間に出されたキーワードを紹介したいと思います。 (田中)

 

Self-Identity

1. Who am I?

2. Where did I come from?

3. How did you come from?

4. Where shall I go from here?

5. How shall I go there?

6. What shall I go there?

Sharing each other

 

自分の生き方の材料を得る。

 

人間として人間の世話をする。

人々から学ぶ。誰もが先生。機械には人々のいのちがうつらない。機械を覚える前に人々を学ぶ。

 

人々の中へ行き 人々と共に住み 人々を愛し 人々から学びなさい。

人々から知っていることから始め 人々が持っているものの上に築きなさい。

 

本当にすぐれた指導者が、仕事をしたときには、その仕事が完成したとき、人々はこう言うでしょう。「我々がこれをやったのだ」と。

 

 

 

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