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ミハイル・コペルマン (第1ヴァイオリン)

コペルマンは、15年にわたり第1ヴァイオリンを務めたピーター・ウンジャンにかわり、1996年11月より新しい第1ヴァイオリンとして東京クヮルテットに加わった。ウクライナ共和国に生まれ、6歳でヴァイオリンを始め、後モスクワ音楽院で学ぶ。1973年、パリのジャック・ティボー国際コンクールで2位を受賞。ボリショイ劇場管弦楽団団員とモスクワ・フィルハーモニ交響楽団のコンサートマスターを務めた後、1976年から20年間ボロディン弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンとして活躍する。1980-90年にはモスクワ音楽院の教授も務めている。1993年に家族とアメリカ合衆国に移住。

 

池田菊衛 (第2ヴァイオリン)

東京に生まれ、桐朋学園大学においてヴァイオリンを学び、鷲見三郎、ジョセフ・ギンゴールド、斎藤秀雄に師事。読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団とソリストとして共演。桐朋ストリング・オーケストラのコンサートマスターとしてヨーロッパ公演に参加。1971年に渡米後、給費生としてジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ及びジュリアード弦楽四重奏団に師事。1974年から東京クヮルテットの第2ヴァイオリンを務める。

 

磯村和英 (ヴィオラ)

桐朋学園高校にてジーニー・イスナード、小林健次、斎藤秀雄に師事。1967年に渡米後ナッシュビル交響楽団の副コンサトマスターに就任。ジュリアード音楽院に全額給費奨学生として入学し、イヴァン・ガラミアン及びポール・マカノウィッキーに師事。室内楽をロバート・マン及びラファエル・ヒリヤー、ヴィオラをワルター・トランプラーに師事。1969年に東京クヮルテットを結成した創設メンバーである。

 

クライヴ・グリーンスミス (チェロ)

イギリスのロイヤル・ノーザン音楽大学にて学ぶ。バルビローリ・チェロ賞、ハリエット・コーエン記念賞、カラニセッタ・コンクール1位、1991年クレモナで行われた第1回「プレミオ・ストラディヴァリ」2位等数々の賞を受賞・アスペン、マルボロ、モンペリエ、オールドバーグ音楽祭を始め数多くの国際音楽祭に頻繁に出演。教育の分野でも活躍し、ユーディ・メニューヒン・スクールで3年間、ロイヤル・ノーザン音楽カレッジでも1989-1996年まで音楽教育に携わった。ロンドンのロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団の首席チェリストを務め、フィルハーモニア管弦楽団の客演首席チェリストとして活躍。現在、サンフランシスコ音楽院の教授も務めている。1999年6月より東京クヮルテットに加わる。

 

 

 

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