アルコール専門の医師によると、休肝日は週2日。それもできれば2日連続してというのがいいのだそうです。連続でないとしても、週2日の休肝日をきちんと守っている人も多いでしょうが、実際には、アンケート調査の結果などをみると、飲酒家の三分の一強は、休肝日を設けていないようです。健康維持、生活習慣病の予防のためなどに、是非休肝日をつくるという習慣を持ちたいものです。
普段、少し酒の量が多いと思われる人、飲みすぎの傾向のある人は、特に気をつけなければいけませんが、前にいった飲み過ぎの次の日は酒を控えるとか、休肝日を設けられる人は、アルコール依存症にはならないですむと思います。
適正飲酒とか休肝日というのはどちらかといえば、個人個人の健康管理上の問題ではあるわけですが、職場としても、禁煙教育とか、上手な酒の飲み方などについて、職場のメンタルヘルス教育、健康教育の一つとして機会があれば取り上げてもらえればそれに越したことはないと思います。
上手な酒飲みになる、アルコールとうまく付き合う、そうして上手にストレスを解消するというようになってもらえれば何よりです。
ク 教師のメンタルヘルス
どこの職場でも仕事上のストレスがないということは考えられませんし、教師学校での一のストレスの問題やメンタルヘルスのことが、特別なものではないかもしれませんが、自殺や精神疾患等の公務災害認定について教師の事例が少なくないように思います。また前に挙げた燃え尽き症候群で、燃え尽きやすい職種の中に教師が挙げられていることなどから、教師のメンタルヘルスということについて少し考えてみることにします。
一般的に職場のストレスの一つといわれる人間関係についていえば、まず学校内での職員間のことがありますが、校長、教頭、同僚との間のことに関しては、一般の職場の上司や同僚との関係と大差はないだろうと思います。