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就任のごあいさつ

 

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財団法人 日本太鼓連盟

会長 津田正

 

太鼓関係者の皆様には、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

去る9月13日に開催されました第7回理事会において、吉野前会長の後を受け、会長に選任されました。財団法人日本太鼓連盟は、1997年11月設立以来、今日では34都道府県に支部が設置され、加盟団体数は800を越え、その会員総数も2万2千人の組織として発展してきていると伺っております。これもひとえに、太鼓関係者の常日頃からのご協力と日本財団をはじめとする関係団体のご支援の賜と心から感謝申しあげます。

近年、日本太鼓は日本の伝統音楽として、聴く者の魂を揺さ振り、まさに「故郷の心」を伝えるものとして、地域社会における評価がますます高まっております。太鼓愛好者は老若男女を問わず広く親しまれており、健常者のみならず身体・知的障害者グループも誕生してきております。さらに、日本の伝統文化の海外における紹介のうち、特に太鼓の海外演奏は「日本の心」を伝えるものとして高い人気を博しております。

このような状況下、これからは海外を含め広く太鼓愛好者を視野に入れ、支部、加盟団体、会員とさらに緊密な連携を図りながら、次のことを主眼として、さらなる日本太鼓の普及、発展を図っていきたいと存じます。関係者皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

1 2002年を目処に47都道府県の全国支部開設を目指し、未開設の13府県の支部化に務める。

2 「新学習指導要領」により2002年から全国の中学校で音楽時間に和楽器が取り入れられる。このため、講習会、認定制度を充実し、技術の向上や指導者の育成、増員を図るとともに先生をはじめとする学校関係者の講習会参加並びに啓蒙普及のため太鼓教室等の実施に務める。

3 全国の太鼓チームが一堂に会し行われる日本太鼓の全国フェスティバル、チャリティーコンサート、ジュニアコンクール、全国障害者大会については、多くの人達の意見を聴取、反映し、時代の流れや社会の変化に対応した内容による開催に務める。

4 「太鼓ファンド」の設置に伴い、海外公演や海外講習会の実施により、海外との交流を深め、当財団の海外拠点づくりに務める。

 

【略歴】

1955年 東京大学法学部卒業・自治省に入省

1989年 自治事務次官に就任

1990年 財団法人地域総合整備財団、財団法人地域活性化センター理事長に就任。

現在は両財団顧問、政府税政調査会委員。

 

 

 

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