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ごあいさつ

 

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財団法人 日本太鼓連盟

会長 津田正

 

財団法人日本太鼓連盟は、1997年11月設立以来、今日では34都道府県に支部が設置され、加盟団体数は800を越え、その会員総数も2万2千人の組織として発展してきております。また、公認指導員、技術認定員の総数もそれぞれ195名、1,496名と着実に増えてきております。当財団といたしましては、新たな世紀を迎え、さらに日本太鼓の普及、振興を図るため、様々な事業を積極的に実施していく所存であります。

2002年から中学校の音楽時間に和楽器(太鼓等)が取り入れられます。すでに、各地域の学校から各支部へ太鼓の指導依頼がなされており、今後は、さらに日本太鼓と学校教育との関わりが強くなると思われます。

このため、これら指導者の育成、増員を図り、積極的に対応していく所存であります。

海外においては、大鼓の演奏が「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、昨年9月はスペイン、10月はハンガリー、チェコ、スロバキア、カザフスタン、ウズベキスタンで公演をし、大変な好評を博しました。また、11月には海外への拠点づくりの第一歩として、アメリカ・サンフランシスコにおいて開催された日米太鼓会議並びに国際太鼓フェスティバルにも参加いたしました。

このように日本大鼓が脚光を浴びる中、21世紀最初の全国講習会が、栃木県・栃木厚生年金休暇センターにおいて開催されますことは誠に喜ばしいことであります。

全国からお集まりいただいた太鼓愛好者の皆様には、日本を代表する一流講師の指導のもと、技術の習得は勿論のこと、太鼓の歴史や礼節を学びとっていただきたいと思います。あわせて日本太鼓を通じ、全国の仲間と交流を図り、友好を深めて、大鼓との出会いがそれぞれの胸に残る講習会とされますことを期待いたします。

最後になりましたが、今回の講習会にあたり、ご後援、ご協力いただきました文化庁、栃木県、栃木県教育委員会、日本財団をはじめ、関係団体並びに細部にわたりご配慮いただいた主管団体の財団法人日本太鼓連盟栃木県支部、そして指導いただきます講師の先生方に心から感謝とお礼を申し上げます。

 

 

 

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