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講師プロフィール

 

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専門講座

「秩父屋台囃子講座」(複式複打)

講師 高野右吉

高野右吉と秩父社中代表

(財)日本太鼓連盟太鼓連盟技術委員会副委員長

(財)日本太鼓連盟1級公認指導員

東京近郊の山中にある秩父地方は、長い伝統を持つ秩父夜祭りで知られています。このお祭りは、京都の祇園、飛騨高山と並んで日本三大曳山祭のひとつであり、300年前から毎年12月3日に本祭が行われます。神が宿る20トンもの豪華な六基の山車が繰り出され、それぞれの山車の上で演奏されるのがこの屋台囃子です。1955年に県から無形文化財に指定され、1985年には文化財指定30周年を記念して太鼓道場を設立しました。また、これまでに外国人を含む千人余りの弟子を輩出しています。

○1942年、埼玉県秩父市で生まれる。

○幼い頃より父である初代高野右吉(埼玉県指定無形文化財秩父屋台囃子保存者)について、秩父屋台囃子の稽古に日々打ち込む。

○1962年に屋台囃子保存会副会長、1983年に同会会長となる。

○演奏活動は日本全国に及び喝采を浴びている。また、ボランティアとして地元はもとより各地で後継者を育てている。また、海外ではカナダ39日間の公演を始め16カ国で公演し、芸術面、技術面ともに絶賛された。

○1998年4月から財団法人日本太鼓連盟の技術委員会副委員長として活躍している。

 

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専門講座

「八丈太鼓講座」(単式複打)

講師 菊池修

八丈太鼓六人会代表

南国情緒豊かな八丈島は、関ヶ原合戦に敗れた宇喜田秀家公が流された流入の島として知られています。八丈太鼓の原点は、武器(刀)を失った流入が、そのうっぷんを太鼓のバチに託して打ち鳴らしたもので、打つ様と響きは血湧き、肉躍る感じを覚えさせてくれます。ひとつの太鼓を二人で表(上拍子)と裏(十拍子)を打つ両面打ちから生れる独自のリズム、太鼓の音に合わせて歌われる太鼓節は東京都の無形文化財に指定されています。八丈太鼓のシンプルさと自由奔放に打ち鳴らす形が他の地域では見られないもので、日本太鼓の中でも独特の位置づけをなされています。現在の六人会は、菊池修氏を中心に11名のメンバーが国内外で広く演奏活動を行っています。

○1955年、東京都八丈島に生れる。11才の頃から太鼓好きの大人の中に入り、兄弟にて打ち始める。中学・高校・社会人と兄弟太鼓で全国各地へ。

○1981年に同年代の太鼓好きの仲間を集い、八丈太鼓六人会を結成する。最初は6名で始めたメンバーも現在11名と徐々に増えている。

〇八丈島の太鼓代表として国内はもとより各国からの要請で演奏活動を行っている。

 

 

 

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