講師 小林正道
大江戸助六太鼓・助六流宗家
(財)日本太鼓連盟1級公認指導員
大江戸助六太鼓は、太鼓を現在のような隆盛に導く上で大きな役割を果たした流派の一つであるといわれています。盆踊り太鼓から始まった大江戸助六太鼓は、1960年頃から小林正道代表が、現在のような太鼓奏法を取り入れ、全国的に影響を及ぼし今日に至っています。
大江戸助六太鼓の特徴は、振り、掛け声等が洗練された粋で気風のよい奏法にあります。半纏に捩鉢巻と江戸っ子らしく威勢の良さを身上として日本国内はもとより、世界中で注目されており、特にフランスでは毎年のように公演を行っています。
○1944年、東京・本郷に生まれる。13歳より下町界隈で盆太鼓を打ちはじめる。
○1959年、東京・第1回湯島天神盆太鼓コンクールで優勝。盆太鼓グループ大江戸助六太鼓を結成し、杵屋佐三造氏に師事、基本打法を学ぶ。
○1962年、小林正道作調の大江戸助六太鼓代表作「二段打」、「四段打」を発表し、大江戸助六太鼓打法を確立した。