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ごあいさつ

 

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財団法人 日本太鼓連盟

会長 吉野和男

 

財団法人日本太鼓連盟は、1997年(平成9年)11月設立以来太鼓関係者のご協力や関係団体のご支援により、日本太鼓界の基盤体制に大変重要な支部制度、会員制度、資格認定制度等が確立され、その結果、現在では30道府県が支部として加盟し、加盟団体数は720チームを上回り、会員総数も2万人を数えております。更に、公認指導員、技術認定員の総数もそれぞれ195名、1,019名と着実に増えてきております。

2002年から中学校で和楽器の音楽時間が設定されます。今後は、日本太鼓と学校教育との関わりがますます強くなり、学校から太鼓の指導依頼の要請がくるものと考えられます。このため、これら指導者の育成、増員を図っていくなど積極的に事業を展開し、対応していく所存であります。

また、海外においては、太鼓の演奏が「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、昨年は6月にペルー、ボリビアの日本人移住100年記念式典に参加、10月にはブルガリア、トルコ、イランで公演を行ってまいりました。

このように日本太鼓が脚光を浴びる中、第8回日本太鼓全国講習会が、全国から多くの太鼓愛好者が集まり熊本県・山鹿市総合体育館において開催されますことは誠に喜ばしいことであります。この講習会は、日本太鼓の指導者育成と太鼓技術の向上を目的として行うものです。また、同時に実施する当財団の資格認定規程に基づく公認指導員及び技術認定員試験は、太鼓界を担う指導者づくりとして非常に重要な事業であります。参加される皆さんには、一流講師の指導のもと、技術の修得は勿論のこと太鼓の歴史や礼節を学びとっていただくとともに日本太鼓を通じて全国の仲間と交流を図り、友好を深めて太鼓との出会いがそれぞれの胸に残る講習会とされますことを期待いたします。

最後になりましたが、今回の講習会開催にあたり、ご支援、ご協力いただきました文化庁、山鹿市、日本財団はじめ関係各団体並びに細部にわたり配慮いただいた主管団体の全九州太鼓連合、熊本県太鼓連合、そして指導にあたっていただく講師の方々に心から感謝とお礼を申し上げます。

 

 

 

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