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XI. 調理室より

 

<緑の風景>

「今日のごはん、なあ〜に!?」

こんな子ども達の元気な声が聞かれる食堂は、天井が高く、とても明るい開放的な造りになっています。南側は一面、大きなガラス窓になっており、そこからは広々とした芝生や、そよ風に揺れる木々・・・と、そんな心が洗われるような景色を眺めながら、食事をとることができます。

また、食堂と調理室は、オープンカウンターになっており、子ども達の表情やその日の食欲の有無などもよく分かり、ひとりひとりの子どもをとても近くに感じることができます。

 

<スタッフと食事メニュー>

栄養士1名、調理員6名、あわせて7名のやさしい(!?)女性スタッフで、毎日、子ども達の偏食と闘っています。薬膳料理を習得した栄養士の立てるメニューは、新鮮な旬の野菜をふんだんに使用しているため、気持ちを落ち着かせ、体調を整えてくれます。

 

<行事/子ども達とのふれあい>

・誕生会…月に一度、その月の誕生者を子ども達、スタッフ、みんなで祝います。

その時には、誕生者に希望をとり、色々なバースデーケーキを心をこめて焼いています。

・栄養指導…月に一度、栄養士より、食全般にわたり、食物の栄養素やその役割、病気と健康、テーブルマナーなど、必要に応じて子ども達に話をします。

また、調理実習をとおして、調理の楽しさを学んだりします。

 

<最後に…>

「今日のごはん、おいしかった〜!!」「これ何か変な味がする〜!!」

子ども達の容赦ない感想に、一喜一憂しながらも、子ども達みんなの喜ぶ顔を励みに、これからもおいしい食事を作り続けていきます。

そして、何よりも、子ども達にとって“暖かい場所”でありたいと思います。

 

 

 

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