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a) 第8回IMDC:ギリシャの申出により、第8回IMDCは2003年5月、アテネで開催する。中間国際会議は2001年5月末か10月中旬にクレタ島で行う。その次は米国、ノルウェーが立候補したい。

b) 論文の判定:論文の判定は現在Local Organizing Committeeに委されているが、International Committeeが関与しなくてもよいのか(本件は次回国際委員会で討議)。

c) 国際委員会メンバー:i)P. Senがあと3年Chairmanを続ける。ii)A. Papanikolaouを新メンバーとし、メンバーを12名とする(米国からもう1人選出したくて、13名では駄目かとの申出があったが、断られた)。iii)寳田引退、後任に府大細田を推薦して承認された。

 

5 現代造船所見学

5月24日午後、現代造船所見学。広い構内をバスで一巡するだけで詳細は見れなかったが、現代重工総人員27,000人、内造船11,000人。年間60隻。目下VLCC、LNG、Container等13隻建造中。ゴライアス・クレーン430t、Block運搬用トレーラー200tで、建造ドックでは6,200TEUコンテナ船4隻(縦2隻、横2隻)が併行建造されていた。ブロック置場が広いだけでなく、これを達成するには目に見えない精度の高い工程管理と品質管理が支えになっていると感じた。表3にInvited Lecture Vによる韓国造船関係大学生数を示したが、700人のうち造船関係に就職するのは30〜50%、約40%は確実とのことであった。

 

むすび

以上紙数の限度内で報告したが、韓、中、星港等東アジヤの国々の造船に対する熱意を感じたよい機会であった。最後にDr. K. S. Minおよび事務局の御努力に感謝してむすびとする。

 

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「造船立国」1974年6月現代造船所竣工時、時の大統領朴正煕氏揮毫の額がGuest Houseに掲げられている

 

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幅100mの建船ドックで6200 TEUコンテナ船4隻並列建造

 

 

 

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