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また、皮膚表面の色調は、皮膚の血流量、メラニン色素量、ヘモグロビン量などの影響にも左右される重要な生理的メルクマーカーとなる。更に皮膚の柔らかさは、滑りのよさにより皮膚の生理活性やメタボリックな酵素活性の活発さを観察することが可能である。

以上の観察項目から、深層水を調合希釈して生成した「鮮度液」による紫外線皮膚炎症による回復効果を検証した。

 

3. 実験結果

特に炎症性の回復に注目し、皮膚の皮紋の方向性、これらのサイズと規則性及び皮膚の色調、血流、代謝活性殻、回復度を観察し推測した。

 

第1例:YS(男性)19歳

「鮮度液」の回復効果により、15日以降、規則性あり、スムースで、毛の生えが良い。ケラチノサイトの活性化が起きていると見られた。

 

第2例:TN(男性)24歳

皮膚の表面に滑らかさが出ている。また皮膚の色調が回復した結果ピンク色で血行の活性化が見られた。

 

第3例:KM(男性)63歳

皮膚が高齢化により荒れており、色素の沈着や皮溝の不規則性が目立っていたが、「鮮度液」の継続的な塗布により皮膚の表面のきめ細かさ、規則性が出てきている。

 

第4例:SI(女性)23歳

若い肌に特徴的な表層の性状がきめ細かくなってきている。表面の外観が緻密で、スムースで規則的な感じが観察された。特に塗布開始12日以降が顕著である。

 

第5例:NM(女性)24歳

皮溝、皮紋の規則性が極めて良くなっている。表層の性状はきめ細かい。皮膚の色調もピンク色で、血流が良い状態が観察された。特に塗布開始20日以降が顕著である。

 

 

 

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