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サポート活動

 

ピースハウスは、ホスピスに直接関わっているボランティアグループと外部から支援して下さる方々に支えられております。今年も多くの方からのあたたかいまなざしに支えられてきたことを感謝致しております。

1. 姫由美子とすてきな仲間たち

宝塚ご出身の姫さんを中心に鶴見会館でホスピスチャリティコンサートが開催されました。

2. 夢コンサート

ピースハウスを終焉の場所とされた徳永謙一郎(N響チェロ奏者)さんのご友人が、ピースハウスで室内楽によるチャリティコンサートを開催されました。

3. LPCサポートチーム

念願のシャトルバス購入資金の目標を立ててがんばって下さり、ピースハウスボランティアと協同で購入し、寄贈して下さいました。

4. 府中はなみずき

毎年ホスピスヘ衣料用品を手作りして下さっています。今年も患者さんにお一人お一人の用途に合わせて作られたクッションなどをご寄贈下さいました。

5. 地元の中井町は、納涼会には祭囃子の太鼓、秋は町の主催の美緑祭りへのお誘い、そして、婦人会の草取り奉仕など、町ぐるみで支えて下さいました。また、リラ自然音楽グループ、カナダの音楽療法士デポラさんによるティータイムコンサート、小田原少年少女合唱隊のご奉仕によって入院中の方々のお慰めになったことと思います。個人として、お心にかけられて支えて下さる方々のお名前を心に止めながらご報告させていただきます。

ボランティアコーディネーター 北川輝子

 

ピースハウス家族の会

 

様々な死への過程の中でも、不治の病、特に癌と宣告された人とその家族への打撃は、非常に大きく苛酷なものです。当人は、再生への希望もなく打ち砕かれ、看病する家族もまた、時に立ち直ることが出来ないほどの、苦悩を強いられます。親であれ、子であれ、また夫や妻であっても、遠慮なしに襲いかかる死は、その家庭が幸せであるほど、また、病を持つ人が、かけがえのない大切な人であればなおのこと、残された人に、深い悲しみの傷痕を残していきます。

ピースハウスにお世話になった人の家族の人達の集まりである『ピースハウス家族の会』は、そうした遺家族の心の癒しに、多少なりとも役に立ちたいと願う人達、あるいは同じ思いを持つ者同士と、お互いに心の癒しを求める人達が集まって、ピースハウスとは独立した活動を展開しております。

現在、会員は約160名、会員との交流は春秋の定期懇親会、この6月で18回を数えた、月々の小さな懇親会『ぶらっとスポット』、そして季刊発行の会報『悠友』がメインです。この秋には、初めてピースハウスを離れて、ハイキングを予定し、また、一般の人達にも、ホスピスのことを、もっとよく知ってもらいたい、いや、知ってもらわなくてはいけないと、外へ向かっての活動も始めようと、検討中です。

ホスピスは『延命の医学から生命を与えるケアヘ』(日野原先生)、家族の会は、残された遺家族に、心の癒しと再生への力を…。

 

ピースハウス家族の会 会長 増淵志計男

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