LPクリニクだより
生活習慣改善奮闘記
その4
禁煙よりつらいダイエット
太刀川道男
私がLPCにお世話になってもう15年くらいになります。もともと学生の頃から胃潰瘍に悩まされてきましたが、仕事の関係もあって胃カメラの常習患者となり、ヘリコバクターピロリ菌の除菌もお世話になりました。
その折も、機会あるごとに「禁煙」をすすめられましたが、当時の私はまったく耳を貸しませんでした。そのころは、休日寸暇もなく仕事と対時しており、気持ちの上でも、肉体的な面でも禁煙に挑戦する余裕などまったくありませんでした。また、私の父はまったくたばこを口にしなかったにもかかわらず、71歳にして肺がんで亡くなっています。「人間はすべて運命だ」と自分で都合のよいように理屈をつけ勝手に納得していました。
しかし私も第一線の激務から退いて、時間的にも精神的にも余裕ができはじめ、そのころ、尿酸のことでご指導をいただくはめになりました。そしてその折、あらためて「禁煙」のお誘いを受けました。70歳近くにもなって、「禁煙した方がよい」ということなら、そろそろやめようかと心が動きました。決定的だったのは、たばこを吸う人と吸わない人とでは、一酸化炭素の排出量がまったく異なるという実験を目の当たりに見たことで、これには愕然としました。今まで自分流に理屈をつけて45年も愛煙してきた私が、自分でも不思議なくらいきわめて素直に主旨替えしました。
「禁煙」そのものはほとんど苦しんだりしませんでした。しかし、尿酸との関係から食事と運動量とを相当意識し、体重のコントロールに努めたのにもかかわらず、禁煙の効果は恐ろしいもので、体重は増加の一途でした。これには本当に閉口しました。しかし栄養士の先生にも相談しながら、「禁煙」の敢行と「減量」という二律背反的な困難に挑戦しました。
継続して努力すれば必ず成果が現れるという指導を信じ通しました。私にとって「禁煙」=「体重計とのニラメッコ」だけが強烈な印象として残っています。
LPC美術展のお知らせ
11月22日(水)まで
恒例の美術展を上記の期間開催しています。クリニクの待合いの壁面を使い、絵画、書道、写真などが飾られていますので、どうぞお越しください。
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ライフ プランニング クリニク
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