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LPクリニクだより

生活習慣改善奮闘記

 

その2

私の禁煙奮闘記

シップ・アンド・オーシャン財団 常務理事 柴崎治生

私がタバコを止めてから約3年8ヵ月が過ぎました。30年以上も吸っていたタバコを止めることが出来たのは、当時(財)ライフ・プランニング・センター(LPC)で実施していた「タバコをやめよう会」の教室に、ひやかしのつもりで参加したのがきっかけでした。この教室は、LPクリニク所長の岡崎倫正先生指導のもと、井上看護士と看護婦の方々がサポートしてくれる、金曜日の午後6時から始まる約2時間の教室で、2回(2週)で一通り終了するコースでした。

その頃の私は、できるものなら禁煙したいと思いながら、いろいろと試みていましたが、2〜3日で挫折してしまい、長続きはせず、また元に戻るという繰り返しで、結果的には何年も吸い続けていました。従って、この「タバコをやめよう会」に参加する時も「どうせ止められっこない」と思いながらも、どんなやり方で禁煙指導するのか少々興味もありました。また、頭のどこかで「もしかしたら止められるかも知れない」という淡い期待もあったので、試しに参加したのでした。

結果的には、この教室に参加したことが禁煙を成功させたわけですが、当時同じ職場(日本財団・公益福祉部)にいた若い職員の長谷川君と一緒に参加したことも、成功した要因の一つであったと思っています。というのも、この期間中は、彼も吸わずに頑張っていたため、私も頑張ることが出来たからです(ちなみに、彼もその後禁煙が続いているとのことですので、喜ばしい限りです)。

この教室で強く印象に残ったことは、タバコを吸う人と吸わない人とでは、吐く息の一酸化炭素の量が全然違うということが検査で判ったことでした。私の場合でも、最初の検査時と吸わずに過ごせた翌週とでは、嘘のように一酸化炭素の量が少なくなっていたので、この時は驚きと共に喜びもありました。更にタバコが癌をはじめとするいろいろな病気を引き起こす原因になっていることや、タバコを吸う人の肺がいかにヤニで汚れているか、またタバコで一度汚れた肺は、何年も経たないと元のきれいな状態に戻れないということ等を学び、やはり止めるべきだと改めて悟った次第でした。

とはいうものの、ニコチン中毒の禁断症状を克服するには、大変辛いものがありました。それを勇気づけてくれたのが、この教室で世話をしてくれた当時の看護婦の東條さん(既にLPCを辞められ田舎へ戻られたと聞いています)。からの励ましの電話でした。最初のうちは毎日のように、経過状況を聞いてきてはアドバイスをしてくれました。また2週間の教室終了後も定期的に電話をくれて、その度に「吸わずに頑張ってますよ」と応えることが自分自身の励みにもなりました。そのお蔭もあって禁煙に成功したということで、ここに改めて感謝申し上げる次第です。禁煙出来ずに悩んでいる方、一度LPCへ相談してみたらいかがでしょうか。

 

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