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図6 3つの異なる社会背景に在住する高齢者の切迫性と腹圧性の尿失禁頻度

 

一方、男性ではこれら3つの異なる居住背景において切迫性尿失禁の頻度は差を認めませんでした(図6)。これは女性の尿失禁で最も多い腹圧性尿失禁の影響が表れたためでしょう。

二分脊椎児の排尿排便訓練のために多くの医療福祉施設は母子入園させ指導する方法がとられています。この方法と同様に、尿もれや痴呆などがあるお年寄りの家庭に与える影響を評価するときは、特別な施設に2〜3ヵ月間入院させて、精神科医、神経内科医、泌尿器科、それに患者さんのかかりつけ医(家庭医)、リハビリテーション関係の医師と看護婦と各療法士、入院先の担当看護婦やヘルパー、ケースワーカー、訪問看護婦(保険婦)、ケアマネージャー、介護福祉士、それに行政の部門、社会福祉担当の責任者が一堂に会して、患者さんの社会生活を可能な限り家庭で過ごすことのできる環境づくりについての協議をすることが必要だということです(チーム医療)。

 

 

 

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